2人に1人は顎関節症!!あなたの顎は大丈夫?顎関節症の正しい対処法

2人に1人は顎関節症!!あなたの顎は大丈夫?顎関節症の正しい対処法

みなさんは突然『口が開けにくくなったり、顎が痛くて口が開けれない』というような経験をしたことはないでしょうか?その状態はもしかすると『顎関節症』かもしれません。

でも、どこに見せに行ったらいいのかわからなくて放置してます。って言う方いらっしゃいませんか?

放置していても改善する事はなく少しは良くなる程度でその時にしっかりと対処しておかないと症状は繰り返してしまいます。

そうならないために今回は顎関節症の原因とその解決策について書いていきますので顎関節症でお悩みの方はぜひ最後まで読んでください!

顎関節症とは?

顎関節症とは『口を開けると痛い』『口が開かない』『顎から音がする』などといった症状を伴う顎の疾患です。

顎関節は色んな筋肉や神経が集中しており下あごを支えています。そうすることで食事をしたり話すことが出来るのですが、何らかの原因で痛みを出したり開きにくくなります。

顎関節症の症状の程度は人によって違いますが国内人口の約2人に1人は経験すると言われているほど身近なものです。

年齢でみると10代の後半から発症し20代から30代が最も多く男性よりも女性に多い病気です。

顎関節症の症状

基本的に顎関節周辺の違和感や痛み、開閉時にゴリゴリっと音が鳴るといった症状があります。顎関節症にも様々なタイプに分かれておりますのでここではタイプ別に説明していきます。

筋肉タイプ
口を動かしたり咀嚼を行うのに重要な咬筋や側頭筋などの咀嚼に関わる筋肉が緊張してしまう事が原因で痛みが出るタイプです。

このタイプは、無理すれば口は開くが口を開けた時に痛みが走ったりこめかみ付近に鈍痛がしたり頬周囲が重だるくなったりします。

この場合は咬筋や側頭筋を軽くマッサージすると改善する傾向にあります。

捻挫タイプ
顎関節も関節のため骨・軟骨・靭帯などで組織で形成されています。その組織に対して無理な力がかかってしまい痛んでしまうタイプです。

症状は先ほどの筋肉タイプと似ており我慢をすれば口が開くが口を開けた時に痛みが走ることです。

クッションズレタイプ
正常な顎関節では、関節の間に関節円板と言うクッションがあります。しかし、なにかしらの原因でこのクッション(関節円板)がズレてしまうことがあります。

顎関節症患者さんの6,7割がこのタイプと言われております。

このタイプは、口を開けようとするとカクっと音が鳴ったり口を開けようとしても途中で引っ掛かったような状態になり開けれなくなります。そのほかにも大きく開けようとすると痛みが走る場合もあります。

変形タイプ
➂で説明したクッション(関節円板)がズレてしまい、関節を形成している骨と骨とが直接ぶつかり合って骨が変形してしまうタイプ

先ほど同様口を開けようとすると、カクっと音が鳴ったり、口を空けようとしても、途中で引っ掛かりや痛みが出ます。それにプラスして骨と骨がぶつかり合ってザラザラとした音が鳴ることもあります。

 

顎関節症の原因

顎関節症の原因で顎関節そのものにはトラブルがある事は意外に少なく実際の症例では骨格の歪み、特に頸椎の歪みが原因になっている事が多いです。

顎関節症で来院される方の多くはこめかみ部分に頭痛や頬の筋肉の凝り感じています。これは頚椎の歪みにより顎関節のズレがある状態で無理に使い続けた事が引き金になった結果です。

また精神的緊張、ストレスなどがあご周りの筋肉(咀嚼筋など)を緊張させかみ合わせのバランスが悪くなり、余計な力が関節にかかり、顎関節に大きな負担を与えてしまいます。

その他にもくいしばる癖があったり歯ぎしりも顎関節に負担をかけて顎関節症の原因となります。

生まれつき関節に問題があるなどの先天的な要因や顔面を強打したり頬杖をつく噛む癖がある姿勢が悪いなど日常生活での出来事によっても顎関節症となる可能性がありますので、注意が必要です。

顎関節症の一般的な治療方法

治療方法には症状や現状によって治療方法が変わりますのでご紹介していきます。

理学療法
固まっている筋肉に対して手技療法(マッサージ)ホットパックなどによる温熱療法、低周波治療による電気刺激などを行います。

その他にも運動療法として筋肉や靭帯などの柔軟性や伸長性を向上させる為にストレッチを行い顎関節の動きをよくするような可動域訓練などがあります。

薬物療法
慢性的な顎関節症の場合は抗うつ薬や神経障害性疼痛や繊維筋痛症の治療薬を使用します。
これらの薬は脳の中枢で痛みを抑える効果があります。

アプライアンス療法
一般的にマウスピースやスプリントと言われるものを使う治療法。上の歯か下の歯を全部覆うもので睡眠時の歯ぎしりや食いしばり時の咀嚼筋の緊張を緩和させたり顎関節にかかる負担を軽減させます。

 

疲労回復センターでの施術方法

当店では、顎関節症であごに痛みが出ているからと言って局所である顎関節ばかりを施術することはありません。

その理由は、痛みを出してしまっているのは顎関節かもしれませんが、そうなってしまった原因が顎関節だけにあることが少ないからです。

もし、あなたの姿勢が猫背(首が前に倒れているような形)になっていると、顎を突き出すような姿勢になります。

そうなると、あごを引こうとする力が働きあごの裏側にある筋肉(舌骨筋)の緊張が強くなりその状態が続いてしまうと噛み合わせが変わってしまうので顎関節症に繋がりやすくなります。

顎関節症の原因である姿勢の体の歪みを把握する為にまずは体全体的に検査を行います。

そうすることで、あなたの顎関節症の根本的な原因を見つけ出します。根本的な原因に対して適切な施術を行うと顎関節にかかる負担が減少し再発もしにくくなります。

最後に

今回は『顎関節症』についてお伝えしていきましたがいかがだったでしょうか?

症状の程度は様々ですが顎関節症は放置しても改善する事はありません。顎関節症でどこに行って良いか分からないという方、是非一度『疲労回復センター』までご相談ください。

全力でサポートさせて頂きます。