動悸とは?
心臓の音が自分で感じられる事を言います。鼓動自体が大きくなったり、乱れたりするとより強く感じるようになります。脈が飛んだり、早くなったりもするので自覚症状がある方も多いです。
動悸が起こると心臓関連の病気をを疑いますが7~8割は心配ありません。残りの2~3割は命の危機が迫っていることも考えられます。
特に急な今までにない激しい動悸や、それに合わせて胸痛、呼吸困難、めまい、吐き気などを伴ったら注意が必要です。
動悸の原因とは?
・脱水、貧血
水分不足になると心臓がそれを補おうとして激しく動いてしまった結果、動悸を感じてしまう場合もあります。貧血も一緒で、酸素を運搬するヘモグロビンの量が少ないために心臓が激しく動き、身体中に送られる血液量を増やしカバーすることがあります。
・アルコール、カフェインなどの嗜好品
上記の物は交感神経を優位にさせます。そうすると血圧を上げて、脈を早める作用があります。また血管を収縮させる力が強くなる分、拡張させる力が弱くなるので血液の流れも悪くなってしまいます。
・疲労やストレス
ストレスは交感神経を優位にさせてしまいます。そうすると睡眠の質を下げてしまい疲労を蓄積させます。気持ち的に不安や緊張状態が続き動悸の症状が出てきてしまいます。休めるときはしっかり休みましょう!
動悸への一般的な検査は?
・聴診・・・聴診器で心臓や肺の音を聴く診察で、不整脈の診断も可能です。
・心電図・・・10拍程度調べれます。1日10万拍調べれるホルター心電図というものもあるので、より精密に検査したい方は選ばれると良いと思います。
・レントゲン検査・・・心臓影と言われる実際の心臓の大きさを確認する事で、不整脈などがないかを検査する事が可能です。
・血液検査・・・不整脈以外の問題を発見する事が可能です。
動悸への一般的な治療法は?
基本的には薬治療が主になります。血液が固まるのを防ぐ、血管を広げる、血管を収縮させる、余分な水分を取り除くなど心臓や血管に対してのアプローチになります。
他にも手術やペースメーカーを埋め込むなど様々な治療法があります。
回復センターでの施術法とは?
当店では身体全体を検査した上でなるべく優しい刺激でアプローチしていきます。
特に首、背中、骨盤を重点的に見ていきます。自律神経は首から始まり骨盤まで繋がっています。そして身体に優しい刺激を与えていき、自分が持っている自己回復力を高めていきます。
例えば自律神経には交感神経『ONのスイッチ』と副交感神経『OFFのスイッチ』があります。動悸が起きる方は交感神経が優位になっている方が多いです。その結果呼吸も浅くなり、動悸が起きてしまう方も多いです。
呼吸が上手く出来るようになる為には肩甲骨や肋骨の動きを良くする。お腹を使えるようにする。深呼吸を意識する…など多岐に渡るので身体全体を見た上で、関係なさそうな所も検査しながらアプローチしていきます。
おわりに
動悸が起きてしまうと漠然と不安や、息切れを起こして生活がとても不便になってしまいます。時間は掛かると思いますが、しっかりアプローチしていけば症状は緩和していくので、諦めずに一緒に良くしていきましょう!