「家事を休まないと動けない」15年続いた腰痛と倦怠感の本当の原因とは?

「家事を休まないと動けない」15年続いた腰痛と倦怠感の本当の原因とは?

「家事は休みながらでないとできないんです。」

そうおっしゃった40代女性の患者さん。

腰痛、右脚への放散痛、股関節の違和感、慢性的なだるさ。

病院では「脊柱管狭窄症かヘルニアかもしれない」と言われ、ブロック注射も経験。しかし体調はむしろ不安定に。

今回は、“痛みの原因”を追うのではなく、身体がなぜ回復できなくなっていたのかを整理した症例です。

症状の背景

・4年前から腰痛

・今年1月から右下肢への放散痛

・家事は途中で休まないと動けない

・呼吸が浅い

・左股関節の不安定感

・更年期症状、胃腸不調、冷え、めまい、不眠など多数

既往歴には、難産と産後の骨盤トラブル。

さらにコロナ禍での離婚による強い精神的ストレス。

身体は長年、緊張状態のままでした。

検査で分かったこと

検査では

・腰椎の過屈曲

・呼吸の浅さ

・左腸腰筋の機能低下

・右優位の股関節バランス

・左肩外転制限

画像所見よりも目立ったのは、呼吸と骨盤周囲の機能不全でした。

特に左腸腰筋がうまく働かないことで、

腰椎に過剰な負担が集中していました。

なぜ回復できなかったのか

この方の身体は

「壊れている」のではなく

「力の入れ方を忘れている」状態でした。

長期ストレス

↓

呼吸が浅くなる

↓

横隔膜が硬くなる

↓

骨盤と股関節が不安定

↓

腰椎が代償して働き続ける

このループが続いていました。

施術の方針

強い刺激は行いません。

・横隔膜の調整

・仙骨の微調整

・左腸腰筋の促通

・脊柱のバランス再構築

施術後、

「立っているのが少し楽です」

その一言が出ました。

大きな改善ではありません。

でも“身体が反応した”ことが重要です。

目標は「完治」ではなく

この方の目標は

「家事を休まずにできる身体」

そこで当院では

まず“5分楽になる身体”を目指します。

身体は急に変えません。

安全だと認識してから、ゆっくり変わります。

まとめ

症状が多い方ほど、原因は一つに集約できます。

この症例では

呼吸と骨盤機能の破綻が、全身症状の土台でした。

身体は壊れていません。

順番を整えれば、ちゃんと戻ろうとします。