摂食障害は食行動を中心にいろいろな問題があらわれます。
今回は①神経性やせ症・②神経性過食症について話していきます。
①神経性やせ症とは
神経性やせ症では体重や体型の感じ方が障害されます。明らかにやせていても、本人はそれを異常と感じられません。
やせるために食事量を制限しますが、その反動として過食する場合もあります。その場合、嘔吐や下剤の使用などにより体重を減らそうとします。
低栄養がすすむほど治療が難しくなるため、早期の対応が必要です。
症状
身体症状としては、正常下限を下回るやせがあり、やせているのに活発に活動することが多くみられます。
やせに伴い筋力低下や疲れやすさを感じるようになります。低血圧、心拍数低下、低体温、無月経、便秘、下肢のむくみ、背中の濃い産毛、皮膚の乾燥、てのひらや足の裏が黄色くなるあどの症状がみられます。
過食や嘔吐がある場合には、唾液腺が腫れたり、手に吐きだこがみられたりもします。血液検査では脱水、貧血や白血球減少、肝機能異常、低タンパク血症、高コレステロール血症などがみられます。
嘔吐や下剤を大量に使うことなどにより電解質異常をきたします。また、骨粗しょう症や腎機能障害もに繋がることもあります。
精神面としては、やせの影響でうつや不安、こだわりが強くなってきます。やせていることで満足感は得られますが、根底には自尊心の低下があります。
体力低下に伴い、学業や仕事に支障がみられることもあります。
②神経性過食症とは
神経性過食症とは、食のコントロールが難しくなり、頻繁に過食をしてしまう病気です。過食に加え、嘔吐など、体重を増やさないための行動が見られます。
自分でも病気とは思わないで、援助を求めないこともあります。進行すると、身体症状が進んだり、うつや不安が強まったりすることもあります。
神経性過食症と、健康な人にも見られる食べ過ぎなどの行動とはっきり区別できない場合もあり、病気かどうかを判断するのは難しいです。
神経性過食症の特徴を良く知り、あてはまる部分が多い場合は、専門家へ相談しましょう。
症状
神経性過食症の過食は、大量の食物を、詰め込むように一気に食べてしまうのが特徴です。意志の力で止められず、コントロールできない感覚が強い場合が多いです。
また、吐く、下剤を使うなど、体重を増やさないための行動も見られます。過食時間以外は絶食という場合もあります。
嘔吐が続くと唾液腺が腫れたり、歯の表面が胃酸で溶けたりすることもあります。嘔吐や下痢でカリウムが失われ、不整脈が出ることもあります。この場合、体重は正常でも、血液検査や心電図検査が必要となります。
心理的には、体重次第で自己評価が変わったり、気分の浮き沈みがあります。また、少しでも体重が増えると嫌な気分になることもあります。
過食の後は体重増加や疲労感から学校や職場に行けなかったり、過食代に大金がかかったりと、生活面にも影響が出ることが少なくありません。
一般的な治療
・認知行動療法、家族療法などの心理療法
・薬物療法
・体の異常・精神症状が強い場合は入院治療
疲労回復センター天神の施術
摂食障害を改善していくために大切なのが、こころや偏った考え方の改善、うつや自信の無さを改善することです。
当店のトントン整体は、全身の体液循環(血液・リンパ液・脳脊髄液)の流れを良くすることができます。なので、脳の環境も良くなり、思考を柔らかくしたり、ネガティブな考えを解消することに繋がります。
また、ネガティブな考えや体力の低下から姿勢が悪くなることや、体が歪んでしまい、それがさらにネガティブな考えの原因になってしまうといった悪循環に陥ってしまいます。
その悪循環から抜け出すために、体からのアプローチとして姿勢を正したり、歪みを改善することが大切です。
さらに、体が整うことで自律神経のバランスを整えることができますので、そこからくる心身の不具合を和らげられます。
まとめ
摂食障害のご本人はあまり受診をしたくないという方もいらっしゃると思いますが、ご家族や友人の協力も得て、勇気を出して一度専門家に相談してみましょう。
低栄養・低体重の心や体に対する影響を正しく知ることが改善の第一歩となります。
また、摂食障害を解消するためには、心理的な改善だけでなく、身体的な改善も大切になります。身体的な改善が心理面に良い影響を与えること多いです。
何か気になることがあればお気軽に当店にご相談ください。